The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.
2008'04.21.Mon
跡形もなく
旧校舎

うちらが卒業した次の春、高校の校舎が取り壊されたんよ。

で、今春、いよいよ新しい校舎が完成しますた。

元々校舎がすんげぇボロいことで有名だったうちの学校。確かに、建て増しに次ぐ建て増しで、必要なんだかわからん建物まで敷地内にごっちゃごっちゃ。地震がくると本気で怯えてたし、夏は暑くて冬は寒い、そんな超が付くくらい古めかしい校舎だったんよ。

校門を入ると、通称「市立坂」っちゅー有り得んくらい急な坂道があって、毎朝それをヒィヒィ上りながら登校したなぁ。雪の翌日はあまりの傾斜に、校舎を目前にしながらも出席を断念したっけ。

[→この楠の木だけは、今も変わらず。鳥がたくさん住み着き過ぎて、やたらめったらうるさかったんよ。]

大して校則らしいもんもなかったから、みんな自由気ままで穏やかで。そこで金パやドレッドの子とか、はたまたガリ勉タイプの子まで、みんな仲良く机を並べてたなー。
一応は進学校だったから、入学時はみんな勉強が出来るんだけど、3年間で「市立曲線」っちゅー成績下降線に見事に乗っかるっちゅーね。あれは見事だったよねぇ。

あぁ、学校は好きじゃなかったけど、私は私なりにあの頃をあの校舎で刻んでたんだなー…なんて、なくなってみて初めて思う。
[↑まっすんと「うちら3年C組だったよね!?」なんて、大張り切りで探そうとしたら、ものの3秒でみつかった3年C組の教室。どんなに校舎がキレイになっても、机とイスはボロイあたりさすが我が母校。]

それなのに、OB対象新校舎見学会で久々に足を踏み入れた、かの土地はもうすっかり様変わり。なんかなぁ、窓の外に見える景色は変わってないのに、全然別の学校に来たみたい。

のほほんとした田舎の学校みたいな空気が消えて、ここはどっかのオサレ私立高校か?みたいな。ほいでもって、あのド普通の制服を着てる在校生が、オサレ高校生に見えてくるから不思議。 …中庭って。ホールって。屋上プールって。太陽光発電って。 なんかさ、同じ学校でも、旧校舎と新校舎とじゃ、そこで生まれる思い出も大分違っていくんだろうねぇ。

[↑土地が均されて、緩やかな階段や坂道が出来てた。市立坂も消えたし、校舎とグラウンド(下グラ)の猛烈な高低差も緩和されたみたい。もうあの階段をマラソンで駆け上がることもないんやねぇ。]

そんな中、3年生のときの担任K先生に遭遇。ともだちと再会して大はしゃぎのうちらに、「お前ら24になっても変わんねーなー。」だって。先生は、会わなかった5年間で心なしか老けたような…。

なんか…、あの空間で同級生だけがそのままに見えた。みんなといなかったら、あそこはやっぱり「母校」じゃなかったかも。なんだろな、この感じ。


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