The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.
2006'02.07.Tue
こないだふと思い出したんだけど、6Nationsだけじゃなく、10日にはオリンピックも始まるんやねぇ。スキー&雪山好きのうちのクローイは、今から大いにはしゃいどるよ〜。今朝はオリンピックの日程表をプリントアウトしてテレビに貼っ付けてあげたら、これまた大喜び。キャッキャキャッキャ言っとる。
ところで、4年間のイギリス留学っちゅーことは、4年に1度のスポーツの祭典、夏季・冬季五輪やサッカーのW杯、すべて1度ずつ海外で観ることになるんよ。夏季五輪はおととし。ちょうど夏休みに旅してたとき、相方とドイツで観た。で、今日はイギリスのお話じゃなくて、そのときのおはなし。

>旅の地図 >旅の相棒
その年はねぇ、イタリアをぐるっと一周した後、ヴェネチアから列車でドイツ入りした…って言っても、ほんとはこの1文の中に掘り下げて話したいことがいっぱい詰まってるんだけど、今日はなんたってオリンピックの話。ガマンガマン。でね、ミュンヘンからベルリンまでの道のりを所々寄り道しながら徐々に北上して行ったんだけど、オリンピックの開幕日、私たちはローテンブルグっちゅーなんともかわいらしい町にいたんよ。

ところで、私と相方って、旅のスタンスが結構似てる。「交通手段も宿も絶対安く上げる!けどビールと美味しいご飯は欠かせん!」ってとこや、計画性が丸っきりなくって「その日の予定はその日の気分で決める!」ってとこも。あとは、ふたり揃って大のビール好きなんよねぇ。暑い日は重いバックパックを下ろして、真昼間から1杯。夕方は宿の庭で涼みつつ、歩きつかれた足を休めながらビール片手にお喋り。夜は宿の近場に飲み屋探索に出て、そこでさらにもう1杯。なんて具合。ふたり旅がうまくいくのは、けっこうこの1杯のおかげだったりして。
で、ローテンブルグ1日目。私たちはいつもの様にぐるぐる歩き回ってたんだけど、偶然とある飲み屋さんをみつけたんよ。人もまばらで、観光客は私たちだけっちゅーなんとも寂し気な通りに、これまた営業中なのかどうか疑わしいぐらいひっそりと、良く言えば隠れ家チックな、悪く…って言うか客観的に言えば寂れて潰れ掛けた店があった。けど、こういう店に魅かれるのも私たちの共通点。どちらから誘うともなく即ご来店。
ドアを開けて中に入ってみると、意外にもカウンター席はほぼ満席。昼間なのに薄暗い店内には、カウンター越しにお客さんの話を熱心に聞いてるママがいて、電球の下にはタバコの白い煙がゆらゆら漂っている。ピカピカ光った茶色のカウンターテーブルは、いくらボロくてもママの店へのプライドを感じさせるものだったし、壁にはレトロなポスターやイラストたちがたくさん貼ってあった。それらを剥がしたら、それで初めてもとの色がわかる、そんな黄ばんだ壁紙いっぱいに。
周りを見渡せば、みんなどう見ても地元の人。ママともすっかり顔見知りな風で、「ここへは何年も通ってます」なんてオーラがプンプン。そして、
そこへ偶然迷い込んだ(?)私たちはやや気後れしながらも、さっそくカウンターの隅っこにキュッと入り込み、ビールをオーダーする。「軽く1杯」のつもりで寄ったのに、私たち真っ昼間とあっても1杯で粘る粘る。1時間、2時間…。ようやく店を後にしたのは夕方。なんだか会社帰りの1杯のように、やけに清清しい気分。
そして次の日。その日は城壁の外にも出たりして、相変わらずぐるぐる彷徨った後、夕食はチャイニーズレストランへ。お腹一杯になって「さぁ宿へ戻ろう」となったものの、お互いなんとなく昨日の飲み屋が気になる。で、これまたどちらからと言うこともなくクルっと方向転換していそいそと飲み屋に向かう。
が、お店に入るとビックリ。昨日の寂れ方がウソのように、中には大勢の人がいるんよ。なんで? なんとかカウンターの一角に腰を落ち着けてビールの泡をすすると、ふと天井隅のテレビが視界に入ってきた。映っていたのはオリンピックの開会式。旅先のあれこれですっかり頭がいっぱいだった私たちには、オリンピックの「オ」の字もなかったんだけど、一端見入ってしまうと日本代表団が登場するのを今か今かと待っちゃうんよねぇ。アルファベット順に入ってくる各国の代表団を眺めつつ、ビール。「あぁ、あの国は行ったなぁ」とか「そういえばあの子元気かな」とか、そんな風に眺めるのもおもしろい。
そしてしばらくすると、お待ちかねGERMANYの登場。それに伴って店内にも拍手やら歓声が広がる。ドイツ語だからなんて言ってんのか全然わからんけど、とりあえず店内の地元民たちみんな大興奮なんよ。「一応さ、お邪魔してるしね」なんて、私と相方も一緒になって騒ぐものの、その後画面にドイツ選手のどアップが映る度、「こんなん映してる間に日本が入場し終わっちゃったらどうすんのよ〜」なんて気が気じゃなかったんだけど(笑)
そして待つこと数分。いよいよ日本選手団の登場!いや〜、いいよ、異国で見るオリンピック。自分は日本人なんだって感じる瞬間よね。それまで「ビールがメイン、横目で開会式」だったのが一気に逆転。一応周りのドイツ人に遠慮して、こっそり「ガンバレ、日本…!」なんてやるつもりだったのに、予想に反して私たち超エキサイト。「キャー!!ジャパンッ!ジャパンッ!」なんて人目もはばからず…と思ったらね、回りのドイツ人も一緒になって騒いでんの。
うちらが日本人だって知るや、テレビの日本代表に拍手の嵐。ヤワラちゃんとか知ってる顔が映ると、画面を指差して何やら一生懸命語ってくんのよ。私、不覚にも飲み屋で泣きそうになった。隣をみると相方もウルウルしてんの。いい、異国でオリンピック絶対いい。でもってドイツ人、絶対いい。トリノも応援するからよ。
ところで、4年間のイギリス留学っちゅーことは、4年に1度のスポーツの祭典、夏季・冬季五輪やサッカーのW杯、すべて1度ずつ海外で観ることになるんよ。夏季五輪はおととし。ちょうど夏休みに旅してたとき、相方とドイツで観た。で、今日はイギリスのお話じゃなくて、そのときのおはなし。

>旅の地図 >旅の相棒
その年はねぇ、イタリアをぐるっと一周した後、ヴェネチアから列車でドイツ入りした…って言っても、ほんとはこの1文の中に掘り下げて話したいことがいっぱい詰まってるんだけど、今日はなんたってオリンピックの話。ガマンガマン。でね、ミュンヘンからベルリンまでの道のりを所々寄り道しながら徐々に北上して行ったんだけど、オリンピックの開幕日、私たちはローテンブルグっちゅーなんともかわいらしい町にいたんよ。
ところで、私と相方って、旅のスタンスが結構似てる。「交通手段も宿も絶対安く上げる!けどビールと美味しいご飯は欠かせん!」ってとこや、計画性が丸っきりなくって「その日の予定はその日の気分で決める!」ってとこも。あとは、ふたり揃って大のビール好きなんよねぇ。暑い日は重いバックパックを下ろして、真昼間から1杯。夕方は宿の庭で涼みつつ、歩きつかれた足を休めながらビール片手にお喋り。夜は宿の近場に飲み屋探索に出て、そこでさらにもう1杯。なんて具合。ふたり旅がうまくいくのは、けっこうこの1杯のおかげだったりして。
で、ローテンブルグ1日目。私たちはいつもの様にぐるぐる歩き回ってたんだけど、偶然とある飲み屋さんをみつけたんよ。人もまばらで、観光客は私たちだけっちゅーなんとも寂し気な通りに、これまた営業中なのかどうか疑わしいぐらいひっそりと、良く言えば隠れ家チックな、悪く…って言うか客観的に言えば寂れて潰れ掛けた店があった。けど、こういう店に魅かれるのも私たちの共通点。どちらから誘うともなく即ご来店。
ドアを開けて中に入ってみると、意外にもカウンター席はほぼ満席。昼間なのに薄暗い店内には、カウンター越しにお客さんの話を熱心に聞いてるママがいて、電球の下にはタバコの白い煙がゆらゆら漂っている。ピカピカ光った茶色のカウンターテーブルは、いくらボロくてもママの店へのプライドを感じさせるものだったし、壁にはレトロなポスターやイラストたちがたくさん貼ってあった。それらを剥がしたら、それで初めてもとの色がわかる、そんな黄ばんだ壁紙いっぱいに。
周りを見渡せば、みんなどう見ても地元の人。ママともすっかり顔見知りな風で、「ここへは何年も通ってます」なんてオーラがプンプン。そして、
そこへ偶然迷い込んだ(?)私たちはやや気後れしながらも、さっそくカウンターの隅っこにキュッと入り込み、ビールをオーダーする。「軽く1杯」のつもりで寄ったのに、私たち真っ昼間とあっても1杯で粘る粘る。1時間、2時間…。ようやく店を後にしたのは夕方。なんだか会社帰りの1杯のように、やけに清清しい気分。そして次の日。その日は城壁の外にも出たりして、相変わらずぐるぐる彷徨った後、夕食はチャイニーズレストランへ。お腹一杯になって「さぁ宿へ戻ろう」となったものの、お互いなんとなく昨日の飲み屋が気になる。で、これまたどちらからと言うこともなくクルっと方向転換していそいそと飲み屋に向かう。
が、お店に入るとビックリ。昨日の寂れ方がウソのように、中には大勢の人がいるんよ。なんで? なんとかカウンターの一角に腰を落ち着けてビールの泡をすすると、ふと天井隅のテレビが視界に入ってきた。映っていたのはオリンピックの開会式。旅先のあれこれですっかり頭がいっぱいだった私たちには、オリンピックの「オ」の字もなかったんだけど、一端見入ってしまうと日本代表団が登場するのを今か今かと待っちゃうんよねぇ。アルファベット順に入ってくる各国の代表団を眺めつつ、ビール。「あぁ、あの国は行ったなぁ」とか「そういえばあの子元気かな」とか、そんな風に眺めるのもおもしろい。
そしてしばらくすると、お待ちかねGERMANYの登場。それに伴って店内にも拍手やら歓声が広がる。ドイツ語だからなんて言ってんのか全然わからんけど、とりあえず店内の地元民たちみんな大興奮なんよ。「一応さ、お邪魔してるしね」なんて、私と相方も一緒になって騒ぐものの、その後画面にドイツ選手のどアップが映る度、「こんなん映してる間に日本が入場し終わっちゃったらどうすんのよ〜」なんて気が気じゃなかったんだけど(笑)そして待つこと数分。いよいよ日本選手団の登場!いや〜、いいよ、異国で見るオリンピック。自分は日本人なんだって感じる瞬間よね。それまで「ビールがメイン、横目で開会式」だったのが一気に逆転。一応周りのドイツ人に遠慮して、こっそり「ガンバレ、日本…!」なんてやるつもりだったのに、予想に反して私たち超エキサイト。「キャー!!ジャパンッ!ジャパンッ!」なんて人目もはばからず…と思ったらね、回りのドイツ人も一緒になって騒いでんの。
うちらが日本人だって知るや、テレビの日本代表に拍手の嵐。ヤワラちゃんとか知ってる顔が映ると、画面を指差して何やら一生懸命語ってくんのよ。私、不覚にも飲み屋で泣きそうになった。隣をみると相方もウルウルしてんの。いい、異国でオリンピック絶対いい。でもってドイツ人、絶対いい。トリノも応援するからよ。
| HOME |

ブログランキングに参加中!おもしろいと感じる記事があったら、是非応援してくださいね。リンク先へ飛ぶだけで投票になります。
