The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.

2006'02.05.Sun

真の英国紳士
突然だけど、日本の女友達に聞かれる質問ベスト3。
1位 英語のこと
2位 勉強や大学のこと
3位 男のこと

友達のYちゃんから久々に届いたメールはこんなだった。「こないだ読んだ本にイギリス人はアメリカ人よりいい男が多いって書いてあったよー」 どっどんな本を読んだらそんなことが書いてあるん…?どんな調査に基づいたデータなん…?なんて不思議に思いつつ、「ん〜確かにモデルみたいにカッコいい人がけっこういるかも〜」なんて返信。するとYちゃん満足気。よかったよかった。

イギリスでは確かに、街中で「あ、カッコいい」っちゅー人に出会う確率が日本より断然高い。けど、はっきり言って英国紳士とは程遠い。もはや「英国紳士」なんて死語なのかも、なんて思うもん。うちにもイギリス育ちの男の子が3人いるんだけど、ヤツらを「英国紳士」と呼ぼうもんなら、自然と笑いがこみ上げてくるぐらいそんなキャラじゃない。

ストリートパフォーマーところで、日本人女性は外国人男性にモテるって言うよね。逆に日本人男性は外国人女性にモテないとも言うよね。外国人男性…とくに欧米ではそうだけど、女性の為にドアを開けてあげたり、重い荷物を持ってあげたり、けっこう尽くすんよ。うちの子らはそこまではやらんけど、イベントのときなんぞ、おめかしした私に「You look nice!」「Lovely!」なんて嬉しいことをサラリと言ってくれる。髪を切っても褒めてくれるし、ちょっと色を暗くしただけでも気づいてコメント。

けどね、こないだ日本に帰ったとき実感したんよね〜。日本人男性でこんなん出来る人、ほんとに少ないわー。「ねぇねぇ、髪切ったんだけど」って言っても、「え、気づかなかった。」 …。日本人女性は、外国人男性に日本人男性がやってくれないことをしてもらったり、言ってくれないコメントをもらったら大喜びじゃん?そのリアクションが、外国人男性にとっては新鮮でかわいいんだと。一方外国人女性にとっては、やってもらって当たり前なことをやってくれない日本人男性。それがいかんらしい。

で、こないだハウスメイトとクラブへ行ったんよ。 フロアはいつも通り人で溢れかえってて、熱気もムンムン。イベントが始まると、それまで周りで見ていた人たちも出てきて更に人、人、人。全員が音楽にあわせて体を動かすもんだから、電車が出発するときのあの揺れがずっと続く感じ。 チビの私が、背の高いイギリス人にどんどん埋もれてく。

けど一度体を揺らし始めれば、私も「通勤ラッシュ」を忘れてウキウキ。…だったんだけど、突然隣で踊っていたカップルのエルボーをくらってしまったんよー。 不意打ちだったし、お酒も入っていたし、バランスを崩して倒れかけた、そのとき!どこからともなく私の肘を掴んで支えてくれる手が伸びてきたんやねぇ。 おっ…?と思ってその主を探すと…なんと、クリス。

とっつきにくいと思っていたクリス。
あんまり私のこと好きじゃないんだなと思っていたクリス。
ニックの料理を絶対に食べないクリス。
バスローブの色が悪趣味なクリス。
ソファを独り占めするクリス。
チャンネル権はいつもクリス。

そんなクリスが私の体をガッチリ支えてくれてんの。お礼を言って…って言ってもジェスチャーなんだけど、それからまた踊り続けてたら、気づくといつの間にか後ろにはクリスが。エルボーを食らわせたカップルとの間に入って、私を守るように立ってるんよ。 すげぇ。クリスすげーぞ。 普段は英国紳士の欠片を微塵も感じさせないクリスだけど、その夜は超紳士的。酒に酔いつつ、クリスにも酔った。わっはっは。うまいな。

なんかさ、英国紳士って言ってもさ、いろいろいるよね。いくら普段「英国紳士」じゃなくてもさ、こういうピンチのときにさっと助けられるのって、大事よね。その夜私は、いくら無愛想でもヤツが優しいってことを知った。仕方ない、悪趣味なバスローブの色は突っ込まないであげよう。


★業務連絡・中○さん
「11:3を縦にするとバカボンのパパっぽく見える。」
↑ほんとにそうだった…!!衝撃的。