The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.
2005'11.27.Sun
同じがいい
リンカーンの花屋さん一般に日本ではみんなと同じことが良いことだとされ、イギリスでは個性が尊重されるって言われる。けど、私にとっては逆。イギリスでの私は、あくまでもみんなと同じであることにこだわる。

大学でもそう。私は私なりにイギリス人と同じ土俵でやってるつもり。エッセイだって同じ文字数を書くし、プレゼンだって同じようにやる。テストだって辞書は持ち込まないし、同じように採点される。

それなのに、こないだのセミナー…。チューター(先生みたいなもんかな)が私を部屋の外に呼んで何番目にプレゼンをやりたいか聞いてきたんよ。普通1回のセミナーで3人が同じトピックについてプレゼンをやるんだけど、そうするとどうしても1人目がやりやすい。ジェネラルな話で済むから。2人目、3人目はもっと突っ込んだ話をしないとダメでしょ。

で、これまた普通はこの順番はグループに登録した順で固定されてるのね。だから、私も当然自分は2番目だと思って行ったの。そしたらコレ。
チューター: けい何番目にやりたい?
けい: ん?私2番じゃないの?
チューター: 大丈夫。きっとみんな何も言わないよ。

…ってオイ。私はこの手の優しい特別扱いがいちばん切ない。外人慣れしてない人ほどこんなエグいカウンターブロウを食らわせてきて、その度に泣けてくる。悔しくて。

一方こないだの別のセミナー。このチューターはなかなか一筋縄じゃいかないんよ。何せプレゼンが終わると速攻質問攻め。今までいろんな子が攻め落とされるのを見てきたから、その日私も相当の覚悟で行ったんだけど、案の定グサっと刺さるような鋭い質問の連続。

私が外人だろうが、英語がイマイチだろうがお構いなしに質問攻め。他のイギリス人のときと何ら変わらないぐらい質問攻め。私も持てる知力を総導入して必死で応戦。しんどいけど、メチャクチャ必死で格好悪いけど、でもこっちのがいい。私はイギリスでイギリス人に混じってイギリスの文化の中で生活するために来たんであって、イギリスにゲストとして来てるんじゃないから。

けど一方で、私が今こうしていられるのは、周りの人の特別な優しさに支えられてきたからだってことも知ってる。私の英語をより注意深く聞いてくれたり、ゆっくり喋ってくれたこと。不慣れなイギリスの習慣を教えてくれて、馴染めるようにしてくれたこと。

けど今私は、大学では外人である前に他のイギリス人とおんなじ学生だし、プライベートでも外人である前に、ともだち。もちろん私は日本人だけど、そんなん取っ払って同じでいたい。そう思うんよ。



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