The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.

2005'10.26.Wed

めでたさと切なさと
見た…? 日本シリーズ。日本では今ごろ、テレビ画面は胴上げ&ビールかけなんだろうなぁ。明日の新聞はきっとロッテが一面を飾るんだろうなぁ…。と思いつつ、わたしは…と言えば、なぜかため息が。ロッテの日本一をこないだのリーグ優勝のように、うひょーっ!!っとお祝いしたい気持ちが起こらず、なんだか戸惑っとるよ。驚き?拍子抜け?困惑?…とゆーかハッキリ言って凹んでんのか、これは??

もちろんロッテの勝利は嬉しいんよ!けど…「これは私の知ってるロッテじゃない。」っちゅー違和感がむくむく湧いてくる。言うなれば、物心つく前からの幼馴染み、お向かいのおうちのHくん。毎日一緒に遊んで大の仲良しだったのに、彼が小学校に上がってから急にそっけなくなったあのとき…あのときの気持ちに似ているような。

私にとって、ロッテの選手たちはなんだかプロ野球選手って言うよりも、いとこの兄ちゃんみたいなもんなんよ。毎年毎年ちゃりんこを5分も飛ばせば千葉マリンで会える、身近な存在だったんよ。それがいきなりテレビに映ったり、注目されたり、名前が売れたり。あれやね、いきなりスーパーサイヤ人に変身した悟空を前に「あんた誰?」ってとまどってるような、そんな感じ。

で、前におもしろいなぁ〜と思いながら何かで読んだのが、「人間は言葉を使って思考する生き物なんだから、言葉に出来ない気持ちなんてあるわけがない。言葉に出来ないと言うのは言い訳で、それはその気持ちを表す言葉がないのではなく、言葉にしないだけだ。」ってやつ。まぁ感情と思考は別物だと私は思うけど、でも私も何かモヤモヤした気持ちのときは、自分の考えてることを言葉にしようするなぁ。

で今日考えたのは、私は弱いロッテが好きなんだ。

試合直前にマリンに行っても余裕で当日券が買える、あんまり人気のないロッテ。今日勝った!と、1回1回の勝利が嬉しかった昨シーズンまでのロッテ。何ゲーム差がついていても、ビリでも一生懸命闘うロッテ。♪♪王者はおご〜らず〜勝ち進〜む〜〜〜♪♪に、ファン自ら「王者って」ってツッコミを入れたくなるようなロッテ。そんなロッテが好きなんよ。しかし、「じゃあ負ければよかったんか」と言われると、そうでもない。そこが複雑なのよねぇ。安室奈美恵の活躍を見守る、当時のスーパーモンキーズのような気持ちかもしれん。

で、もうひとつ私の中で微妙なのが最近やたら噂に聞く、にわかロッテファン。べつにロッテを応援するのにいつからっていうのはないし、ここまで強い今年のチームだったら盛り上がって当然やね。けど、それに伴ってマリンが混むようになってから、ファンがひどくなった。

特に席取り。ひとりが平気で10人分ぐらいの席をキープするもんだから、試合開始から5回ごろまで外野席はガラガラっちゅー事態も起こっとる。こんなん前はなかった。小さなコミュニティだったロッテファンがでっかく広がると、これまたいろんな考えの人が出てくるのも仕方ない。けど、「ロッテファン同士だしね」っちゅー譲り合いとか、思いやりはなくなってきてるんじゃないかねぇ。

純粋に野球が好きでロッテの応援をしたいんなら、そんなことは起こらないはずなんだけどねぇ。もちろんゴミ拾いをしたり、いいとこもあるさ。それに、純粋に野球を楽しむロッテファンが大多数だと思うけどねぇ。あ。けど「甲子園でジャンプはやめてね」って言われてたでしょー!甲子園が壊れたら阪神関係者&ファンだけじゃなくって、高校球児だって悲しむんよ!!コラっ!! はてさて、来年はどうなるのやら。

強くなると人気が出て、人気が出ると選手との距離もファン同士の距離も広がったり、いろいろやっかいなもんなんやねぇ。けどま、今日は一応めでたい。難しく考えるのはやめて、とりあえず乾杯といこうかな。