The really happy person is one who can enjoy the scenery on a detour.
2007'05.28.Mon
今日から不定期にでも子ども兵のことを。
ショッキングな内容を含むけど、是非是非読んでほしいです。
ショッキングな内容を含むけど、是非是非読んでほしいです。
子どもは、いつから大人になるんだろうね?
大抵の日本人にとっては、やっぱり20歳になったらなんかなぁ。民法(4条)も20歳になったら成人だって言っとるしね。
けど、もし平均寿命が40歳の国だったら?そういう国でも20歳で成人になったら…、どうなるん? 例えば、人口の半数近くが20歳以下の国。そういう国では、子どもたちも早くから大人としての役割を担うだろうし、むしろそうしないことには社会が上手く機能していかんでしょ。
そう考えると…20歳前後で大人になるっちゅー考え方は、ある程度平均寿命の長い、つまりある程度豊かで、生活水準が高くて、医療が発達していて…っちゅー国にしか当てはまらん、西欧型の考えなんよ。
まぁもっと言っちゃえば、子どもから大人への変化って、ある時期を境にいきなりっちゅーよりは、徐々に起こっていくプロセスだし、人によってペースも違うだろうし、それが起こる年齢も違うだろうし。それを一緒くたにして考えようっちゅーのに、そもそも無理があるんよね。
が、子どもに関するいろんな決め事をしていくとき、やっぱりきちっと子どもを定義することが大事になってくるわけで。だって「子どもたちを守りましょー!」って言っても子どもが誰かもわからんかったら、どうしようもないもんねぇ。
で、そうした中で世界でいちばんまかり通っているのは、やっぱり「子どもの権利条約」。それによると、子どもは "18歳未満のすべての者" (第1条)とされとる。
で、前置きが長くなったけど、少年兵って言うのは英語ではChild Soldiers。日本でも段々こちらの呼び方が増えているみたいだけど、直訳するなれば「子ども兵」。つまりは18歳未満の兵士っちゅーことになるんよ。
実際、現段階では国際社会の潮流は、18歳未満の兵士撤廃の方向へ向かっとる。
> 子どもの権利条約への追加議定書(英文)
が、現状はアメリカとイギリスの反対に遭っとって、なかなか難しいんよねぇ。米・英軍には18歳未満の兵士(志願兵)がいるし、実際英軍は17歳の兵士をイラクに派遣しとるしね。 日本だって例外じゃない。15歳以上17歳未満の男子を自衛隊生として募集しとるでしょ。
> 自衛隊生募集
おう?それでも前線で闘うわけじゃないんだから、兵士とは言わないんじゃないかって?
まぁ、子どもの定義以上に、兵士の定義は難しいところ。世界的にも統一された考えは存在しないんよ。 …が、その中でもより包括的で現状に沿っている子ども兵の定義が、ユニセフのもの。
やっぱり「子ども兵」って言うと、どうしても銃を持っている子のイメージが真っ先に浮かぶけど、実際はそれ以上に補助的な役割を担うことが多い。例えば、さっきの定義にあった役割に加えて、仲間の監視役、外部の見張り役、スパイ、おとり、地雷撤去役…などなど。
大人にしてみたら、子ども特有の従順で素直で恐れ知らずな性質が"扱いやすい" し、彼らの "安さ"、失った際に補充が効くっちゅー "コストの低さ"、があらゆる風に "利用" されとるんよね。
「それでも、前線で戦うよりはまだマシ。」 …そんなことも言えん。監視役は「罰」と称した武装勢力内の過激な暴力を見ないといかんかもしれんし、見張り役だって残虐な暴力を見慣れるかもしれん。スパイは仲間にさえも疑われるだろうし、おとりはなんたって怪我や死のリスクが高い。一列になって地雷地帯を歩く…なんて地雷撤去役は、その後の人生もずっと怪我や部位の切断などに悩まされるかもしれん。
つまり前線で戦わないということは、必ずしも危険が少ないとか、精神的に負担が少ないとか、そういうことではないんよ。
女の子はまた主に兵士の "妻" として強制的な結婚や性的交渉を強いられることが多い。その他にも料理や、洗濯、掃除、けが人の看病といった、内部のサポートをこなす一方で、彼女達だって武器を取って闘うし、男の子と同じように戦いの補助的役割を担うこともある。そして自爆テロ。女の子だったらまず疑われにくいし、妊娠していると見せかけられるから。
ダラダラと書き並べちゃったけど、ここで大事なのは子ども兵の経験はそれぞれ異なるということ。みんな異なる環境で異なる役割、もしくは異なる組み合わせの役割を担うだろうということ。
一概に「子ども兵=武器を持って闘っている子ども」なんて考えるのは、前線で戦わない子ども兵を見過ごすことにつながりかねんし、そうすると彼らが必要としているサポートを受けられない…っちゅーことにだってなり得る。
テレビで、本で、新聞で、ひとりの子ども兵の姿を見かけても、それで子ども兵を知った気になっちゃいかん。世界には、光のあたらない30万人の30万通りの苦しみがある。
(※ユニセフのレポートによると、世界には30以上の紛争で30万人の子ども兵がいるとされている。しかし現時点では、紛争地域での調査・不正規武装勢力の把握が困難、未だに子ども兵の定義が一般化していない、子ども兵かどうかは本人の証言による部分が多い、などの理由で、実際の人数はわかり得ない。)
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大抵の日本人にとっては、やっぱり20歳になったらなんかなぁ。民法(4条)も20歳になったら成人だって言っとるしね。
けど、もし平均寿命が40歳の国だったら?そういう国でも20歳で成人になったら…、どうなるん? 例えば、人口の半数近くが20歳以下の国。そういう国では、子どもたちも早くから大人としての役割を担うだろうし、むしろそうしないことには社会が上手く機能していかんでしょ。
そう考えると…20歳前後で大人になるっちゅー考え方は、ある程度平均寿命の長い、つまりある程度豊かで、生活水準が高くて、医療が発達していて…っちゅー国にしか当てはまらん、西欧型の考えなんよ。
まぁもっと言っちゃえば、子どもから大人への変化って、ある時期を境にいきなりっちゅーよりは、徐々に起こっていくプロセスだし、人によってペースも違うだろうし、それが起こる年齢も違うだろうし。それを一緒くたにして考えようっちゅーのに、そもそも無理があるんよね。
が、子どもに関するいろんな決め事をしていくとき、やっぱりきちっと子どもを定義することが大事になってくるわけで。だって「子どもたちを守りましょー!」って言っても子どもが誰かもわからんかったら、どうしようもないもんねぇ。
で、そうした中で世界でいちばんまかり通っているのは、やっぱり「子どもの権利条約」。それによると、子どもは "18歳未満のすべての者" (第1条)とされとる。
で、前置きが長くなったけど、少年兵って言うのは英語ではChild Soldiers。日本でも段々こちらの呼び方が増えているみたいだけど、直訳するなれば「子ども兵」。つまりは18歳未満の兵士っちゅーことになるんよ。
実際、現段階では国際社会の潮流は、18歳未満の兵士撤廃の方向へ向かっとる。
> 子どもの権利条約への追加議定書(英文)
が、現状はアメリカとイギリスの反対に遭っとって、なかなか難しいんよねぇ。米・英軍には18歳未満の兵士(志願兵)がいるし、実際英軍は17歳の兵士をイラクに派遣しとるしね。 日本だって例外じゃない。15歳以上17歳未満の男子を自衛隊生として募集しとるでしょ。
> 自衛隊生募集
おう?それでも前線で闘うわけじゃないんだから、兵士とは言わないんじゃないかって?
まぁ、子どもの定義以上に、兵士の定義は難しいところ。世界的にも統一された考えは存在しないんよ。 …が、その中でもより包括的で現状に沿っている子ども兵の定義が、ユニセフのもの。
A child soldier is any person under 18 years of age who is part of any kind of regular or irregular armed force or armed group in any capacity, including but not limited to cooks, porters, messengers and anyone accompanying such groups, other than family members. The definition includes girls recruited for sexual purposes and for forced marriage. It does not, therefore, only refer to a child who is carrying or has carried arms.
[子ども兵とは、どのような規模であれ、あらゆる種類の正規または不正規武装勢力に属する、18歳未満の者のことである。コック、ポーター、メッセンジャー、そして家族ではなくこの様な勢力に同行するあらゆる者を含み、またこれらに限定されない。この定義は性的搾取、あるいは強制的な結婚を目的として募られた少女も含む。従ってこの定義は、武器を所持している、あるいは所持していた子どものみに言及するものではない。
(訳:けい)]
やっぱり「子ども兵」って言うと、どうしても銃を持っている子のイメージが真っ先に浮かぶけど、実際はそれ以上に補助的な役割を担うことが多い。例えば、さっきの定義にあった役割に加えて、仲間の監視役、外部の見張り役、スパイ、おとり、地雷撤去役…などなど。大人にしてみたら、子ども特有の従順で素直で恐れ知らずな性質が"扱いやすい" し、彼らの "安さ"、失った際に補充が効くっちゅー "コストの低さ"、があらゆる風に "利用" されとるんよね。
「それでも、前線で戦うよりはまだマシ。」 …そんなことも言えん。監視役は「罰」と称した武装勢力内の過激な暴力を見ないといかんかもしれんし、見張り役だって残虐な暴力を見慣れるかもしれん。スパイは仲間にさえも疑われるだろうし、おとりはなんたって怪我や死のリスクが高い。一列になって地雷地帯を歩く…なんて地雷撤去役は、その後の人生もずっと怪我や部位の切断などに悩まされるかもしれん。
つまり前線で戦わないということは、必ずしも危険が少ないとか、精神的に負担が少ないとか、そういうことではないんよ。
女の子はまた主に兵士の "妻" として強制的な結婚や性的交渉を強いられることが多い。その他にも料理や、洗濯、掃除、けが人の看病といった、内部のサポートをこなす一方で、彼女達だって武器を取って闘うし、男の子と同じように戦いの補助的役割を担うこともある。そして自爆テロ。女の子だったらまず疑われにくいし、妊娠していると見せかけられるから。
ダラダラと書き並べちゃったけど、ここで大事なのは子ども兵の経験はそれぞれ異なるということ。みんな異なる環境で異なる役割、もしくは異なる組み合わせの役割を担うだろうということ。
一概に「子ども兵=武器を持って闘っている子ども」なんて考えるのは、前線で戦わない子ども兵を見過ごすことにつながりかねんし、そうすると彼らが必要としているサポートを受けられない…っちゅーことにだってなり得る。
テレビで、本で、新聞で、ひとりの子ども兵の姿を見かけても、それで子ども兵を知った気になっちゃいかん。世界には、光のあたらない30万人の30万通りの苦しみがある。
(※ユニセフのレポートによると、世界には30以上の紛争で30万人の子ども兵がいるとされている。しかし現時点では、紛争地域での調査・不正規武装勢力の把握が困難、未だに子ども兵の定義が一般化していない、子ども兵かどうかは本人の証言による部分が多い、などの理由で、実際の人数はわかり得ない。)
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